最近ずいぶんと、暖かくなってきましたね!啓蟄(けいちつ)を過ぎ、虫も人間も同じ生き物ですね、春の訪れと共に心も軽やかになっているもよぎです。
心が軽やかな理由は他にもあって、最近、びわの葉がたくさん手に入ったからというのもあります♪
びわの葉が一番厚みが増し、栄養を蓄える大寒はとうに過ぎましたが、冬のびわの葉はなんとなく嬉しい。
びわの葉は一般的に、木の下の方に生えている、古くてゴワゴワした大きい葉っぱが良いとされていますが、今回いただいた葉っぱ、全体的に一枚一枚が小さめで、若い葉が多かったのです。お手当てには使いづらいし、他にどう使おうかな〜と考えていました。びわの葉を身体に貼るというのも手ではありますが、それだと一気に消費はできないので、何かに活用したかったのです。
そこで、「びわの葉の煎じ汁」を作ることにしました。煎じ汁は薄く煮出せば、別名びわの葉茶でもあります。
びわの葉の煎じ汁の効果
こちらの書籍を参照
上記の書籍にびわの葉の煎じ汁療法というのがあります。その効果は、
飲む
びわ葉60-70gを2リットルの水で煎じる。
胃弱や皮膚の弱い人によく効く。夏バテ防止や疲労回復の効果がある。濃いめの煎じ汁を飲めば、ぜんそくや胃腸、内臓その他の痛みに効く。
身体に塗る
びわ葉50gを1リットルの水に入れ、半量になるまで濃く煎じる。
シミやそばかす
洗顔すると、シミやそばかすが目立たなくなる。化粧水として使う場合は、木綿の布でこして細口ビンに入れて冷蔵庫に保存。
切り傷、虫刺され、ふきでもの、アトピー性皮膚炎
直接塗るとよくなる
赤ちゃんのあせもやおむつかぶれ
濃い煎じ汁を脱脂綿やガーゼにつけて一日数回軽くたたくようにつける
頑固な水虫
熱めの濃い煎じ汁を毎日20分くらい根気よくつけると良くなる
レシピ
材料
- びわの葉・・・60-70g
- 水・・・2リットル
- 煮沸消毒した瓶
作り方
1)びわ葉をよく洗う。たわしやぶらしで、びわの葉の裏の毛がとれるまで洗う。
2)洗えたら、2-3cmくらいに切る。
3)びわの葉と水をやかんや鍋に入れ、煎じていきます。
4)湯の色が褐色になればOK。効果が足りなければ、さらに濃く煎じる。
5)ザルなどで濾して、出来上がり。
びわの葉の煎じ汁の使い方
私は、皮膚炎がまだ少し残っているために、飲用と、身体に塗りたいので少し濃いめに煎じてみました。
今回約2時間火にかけて、水の量が約半量となりました。それで結構濃く出ていますが、もう少し時間短めで、薄く煎じてもOKです。その場合は、葉を取り出して、さらに2~3回は煎じられるそうです。
湿疹にシュッシュッと一日数回スプレーしています。根気よく続けることが大切ですね。残りはお茶としていただきました。
使用したびわの葉の使い道
これはわたしもやっていますが、お風呂に入れるのが最適です。布袋やネットに入れ、湯船につけます。追い焚きできないフロの場合は、煮出した汁を入れると良いです。
上記の本によると、一度で流さずに、4~5日は湯を変えずに追い焚きするとさらに良く、人数が少なければ一週間ほど入れるとか。2日目からはお湯が柔らかくなってよく温まり、疲れをとります。このお風呂に入ってると、いつの間にか湿疹やあせも、しもやけ、ただれ、水虫、関節痛、神経痛、冷え症、肩こり、頭痛などに効果があるそうです。
びわの葉エッセンス
煎じ汁をさらに煮詰めた濃縮液が、びわの葉エッセンスというもの。こちらはガンや糖尿病など万病に効果があるとか。わたしも煎じ汁をさらに煮詰めようかとも思いましたが、煎じ汁でも湿疹には十分効果があるのではないかと思い、今回は煎じ汁でストップしておきました。
おわりに
びわの葉の煎じ汁は、びわの葉エキス(約3ヶ月)以上に短期間で作れるし、お茶のように気軽に飲めるし、アルコール気にせず身体に塗れるし、結構良いかも!と思っています。もちろんびわの葉エキスは虫刺されや日焼け、のどのイガイガによかったりと、効果があるので、煎じ汁とうまく使い分けていけそう。お気に入りになりそうです♪みなさんも、びわの葉がたくさん手に入った際は、ぜひお試しください。
無農薬 びわの葉