ドクダミに関して、以前下記の投稿をいたしました。
これ以外にもドクダミを色々と活用したく、今回はドクダミの発酵液(ドクダミ酒)を作ることにしました。
ドクダミの独特の香りがどのようになるのか、どんな味なのか、色々と気になりますが、まずは作ってみましょう。
ドクダミとは
生葉は殺菌消炎剤、乾燥品は排膿解毒剤となるそう。
- 科名・・・ドクダミ科
- 生薬名・・・十薬
- 生息場所・・・湿った陰地に群生
- 利用形態・・・食用、薬用、酒用、茶用、浴用
- 花期・・・5月〜8月
- 別名・・・ドクダミソウ、ドクダメ、ギョセイソウ、ジゴクソバ、ウマゼリ、ドクダンソ、イシャコロシ
葉はハート型で、毎年5,6月に花を咲かせる。アルデヒド由来の独特の臭気を持つのも特徴の一つ。
出典:ウィキペディア ドクダミ
ドクダミの効果効能
ドクダミの生薬名は十薬。名前の由来は諸説あるようですが、十の薬効を持つからとも言われたりもしています。
1日10 ~ 40gを煎じて服用または茶代用とすれば、緩下、利尿、駆虫剤となり解毒、抗菌、抗カビ性があるので、各種化膿症、蓄膿症、腫れ物、胎毒、ピリン疹、月経疹、腎炎、膀胱炎、尿道炎、夜尿症、子宮や膣部の炎症、冷え症、高血圧、動脈硬化症、狭心症、肋骨炎、神経痛、風邪、頭痛、のぼせ、胃酸過多症、胃下垂、胃アトニー、便秘、痔ろう、皮膚病一切にも良い。
原因不明の病気には煎液を服用すると良い。
胎毒のある乳児には、母親がドクダミを煎じて服用し、乳を飲ませると良い。食べる薬草事典 ー 村上光太郎
ドクダミ発酵液の効能
強壮剤になり、生葉、乾燥葉が持つ全ての薬効が得られるという、スーパードリンク。
ご老人の体力回復にも良いのだそうです。
自然に生えている綺麗なドクダミを入手できたら、ぜひおじいちゃんおばあちゃんに作ってあげてくださいね。
体力低下、意欲減退に服用すると、回復するのだとか!
まさに強壮剤!
ドクダミ発酵液の作り方
材料
- ドクダミの葉・・・好きなだけ
- 水(浄水やミネラルウォーターが好ましい)
- はちみつ・・・葉っぱの量の1/5の量
調理器具
- ジューサーやフードプロセッサー
- 煮沸消毒した瓶
- 綿の布
- 麻紐など
こちらを使いました。
スロージューサーなどをお持ちの方は、ジューサーを使用すると良いと思います。
手順
1)ドクダミの葉を用意する。
2)軽く洗い、水気を切ったら、葉っぱをジューサーにかける。もしくはフードプロセッサーにかけ、これ以上ないくらいに細かくする。
私はフードプロセッサーで作りました。
3)煮沸した瓶に細かくした葉を入れる。
4)水を瓶の8分目くらいまで入れ、そこに分量の蜂蜜を入れる。
5)瓶のフタはせず、布等で多い、紐やゴムで縛るなどして通気性が良い状態にしておく。
6)ここから3ヶ月間、冷暗所に置き、発酵させる。2ヶ月経ったら様子を見て、酒ができていそうだったら飲んでも良いそう。
作り方は食べる薬草事典―春夏秋冬・身近な草木75種 (大地の薬箱) を参考にさせていただきました。
ちなみに
一ヶ月たったものがこちらのコップのもの。まだ二ヶ月経過していませんが、試飲してみました。
蜂蜜を入れたせいもあり、甘味を感じて、結構美味しいです。意外なほどに美味しくて、びっくりしました。
しかしその後、ちょこちょこと定期的に試飲していたところ、だんだん薬酒感が出てきて、苦味も感じられるように。
味的には時間が経過した松葉酒(松葉サイダー)にも似ていますね。松葉酒も松葉酒で滋養強壮に良い薬酒ですが、ドクダミ発酵液(ドクダミ酒)も負けていなさそうです。
是非両方作って、飲み比べてみていただきたいです。
おわりに
効果効能のところで記載の通り、ドクダミは別名十薬と言われており、その名は十以上の薬効を持つことからともされており、果たして野草と言ってよいのか?というほどのスーパー野草。
正直言って、松葉より簡単に手に入る身近なドクダミで、同じような味の薬酒が作れるなら、こっちめちゃくちゃ良いじゃん!!と個人的には思ってしまっております。(成分が違うのでしょうが・・)
ぜひお気軽にドクダミ発酵液、ドクダミ酒を作ってみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!