この記事を読むと、こんなことがわかります。
- 松葉サイダーの作り方
- 松葉酒の効果
- 自然療法の書籍の松葉酒の作り方
- 松葉サイダーを作るときのコツ
松葉サイダーをご存知ですか?
存在は同じものですが別名で、「松葉酒」とも呼ばれたり、「松葉しゅわさか」と呼ばれているのも目にしたことがあります。酒といっても、アルコールは含みません。
松葉の酵母の力を利用して、サイダーを作るというもの。松葉の発酵の力は、本当にすごいです。
こちらのブログでご紹介した豆乳ヨーグルトはさることながら、昨年冬、醤油麹を作って、気温も低めでちょっと元気がなくなっていて、失敗かな〜?と思われたところに、松葉を数本投入したところ、ぷくぷくと発酵し始めました。
かりんのはちみつ漬けにも松葉を数本入れたところ、ぷくぷくと。こちらも威勢良く発酵し始め、たまに蓋を開けると、待ってました!とばかりに「プシュ〜〜〜!」と音が鳴って度々びっくりさせられます。今朝はヨーグルトを作ろうとして、豆乳を出したら中身がすでに全部ヨーグルトになっていました。冬だし、開封してまだ数日なのになんで?と思い、冷蔵庫内の配置を見ると、豆乳の目の前に当たる場所に、冷蔵庫に保管している松葉があり、袋が少し空いてたのです。え?まさか?とは思いながらも、おそらくそのせいではないかと思っています。
そんなことが多々我が家で多々起こっています。
松葉の発酵ドリンク、松葉サイダーも楽しみです。
松葉酒の効果について
東城百合子さんの『家庭でできる自然療法』 では、下記のように記載されています。
-松葉を煎じて飲むと、冬に外出しても、寒さを感じないで身体がポカポカしてきます。
-松葉は体を温め、新陳代謝を助け、毒素を出す働きがあります。
-この松葉酒は体内の老廃物を体外に出す作用があり、体の細胞を若く保たせることから、不老長寿の妙薬といわれてきたのでしょう。
-高血圧の予防、慢性難病者、虚弱体質、肺結核、肋膜、ぜんそく等の呼吸器病一般、心臓、低血圧、冷え性、不妊、婦人科一般にも良い。
『家庭でできる自然療法』 東城百合子
- 老廃物を排出する作用
- 高血圧予防
- 慢性難病者
- 虚弱体質
- 肺結核
- 肋膜(結核のこと)
- ぜんそく等の呼吸器病一般
- 心臓
- 低血圧
- 冷え性
- 不妊
- 婦人科一般
って、、え!色々な症状に効果ありすぎ!
タイトルにも書きましたが、これは薬箱に入れておくべきアイテムの一つですよね!
東城先生の松葉酒の作り方
①一番いいのは女松の新芽ですが、年中新芽はないので、普通の松葉でもよい。これをよく洗って一升ビンにに七分目程出来るだけ沢山いれます。ゆさぶりますと面白い程沢山入ります。
②これに三温糖を茶わんに二杯、水でとかして入れます。数年置く場合は三杯入れます。すぐ飲むのは茶わん一杯でいいですが、これは翌年には腐敗します。
③そして水を松葉がかぶるくらい入れます。(ビンに八分目位になる)一年寝かせて飲むとその効力は驚くほどです。勿論二週間位してすぐ飲んでも効力は素晴らしいものがあります。
④これに栓をして、日光の当たらない場所に置いておくと、だんだん醗酵してわいてきます。
『家庭でできる自然療法』 東城百合子
作り方はさまざまあり、上記の方法でいつか作りたいのですが、私は一升ビンをなかなか空けられず、いつも2リットルのペットボトルで日光に当てる方法で作っています。(一升瓶を指定してる理由は、基本的に遮光瓶だからかなと思っています。)
今回は、普通の口広めのセラーメイトの瓶に入れて、日光に当てるいつもの方法をご紹介していきたいと思います。
松の種類について
- 赤松
- 黒松
松の種類については、おそらく手に入りやすいのは赤松か、黒松かと思いますが、どちらでも構いません。
実際私はどちらでも作っていますが、どちらも失敗はしていません。
私が普段行う松葉サイダーの作り方
[材料]
松葉:適量 (瓶に入るだけ)
砂糖:水の量の5~10%程度
水:瓶の7割くらい
[作り方]
- 松葉を枝から外し、根本のはかま部分をとり、洗う。
- 松葉を瓶にたくさん詰める
- 分量の砂糖と水を入れる。
- 日光に当てて夏は2~3日、冬場は一週間常温で置く。
こんなふうに、2リットルペットボトルに入れて作るのもありです。
3日後
すでに上の方に泡が上がってきています。
注意:発酵には酸素が必要なので、水を満杯まで入れないようにしてください。
2週間経過
一度作ったら、その残った松葉はどうするのかな??
3回くらいまでは、水と砂糖をまた入れることで、繰り返し作ることができるよ!
気になるお味は?
匂い・・・すう〜っとした松葉の香り。記憶の彼方では、どことなく歯医者で嗅いだことある匂いのような感も。でも化学臭の嫌な感じではまったくなく、松葉臭。
味・・・松葉の風味があり、それでいて炭酸。飲みやすいですが、少し薬っぽいです。ペットボトルで作った松葉サイダーと比べると、密閉容器で作ったこちらは、より一層薬酒感があります。
まとめ
なるべくコルクで栓ができる密閉できる瓶がオススメ
今回、密閉の容器で作ったところ、普段のペットボトルで作った松葉サイダーに比べて、より一層の薬酒っぽさが感じられました。味も、ペットボトルの方はより甘味がある感じですが、密閉容器では植物のエキスが凝縮された感じでした。色もより濃く出ていて、身体に効いてそうです。
東城百合子さんの自然療法の本にも、下記のように記載がありましたので、それもうなづけます。
栓がきついほど美味しいのができます。出来るだけ醗酵の盛んな時はよく気をつけていて、栓が飛んだらまた栓をするくりかえしです。(栓はコルクがよい)。
家庭でできる自然療法 - 東城百合子
なので、作るなら、個人的には密閉瓶がおすすめかもしれません。コルクで蓋ができる便があればベストです。
作るのがすごく簡単にもかかわらず、あらゆる効果がある松葉サイダー。毎日、朝晩おちょこに一杯ずつ飲むと気管支炎に良いとか。おちょこ一杯ずつは余裕で毎日飲めますね(笑)
異色のサイダー
因みに以前、りんごの皮や、梨の皮と松葉を使ったエコな松葉サイダーも作ったことがあります。こちらは皮のわずかな甘みのみなので、甘さはかなり控えめ。甘みが苦手な方には良いのかもしれません。
松葉が手に入ったら、是非、薬酒、松葉サイダーを試してみてください♪